好かれるお客様嫌わられるお客様
私たち不動産業者は売主様と買主様に
満足していただけるよう、中に立ち、
取引がスムーズに進むように動くことが
求められています。
売主様も買主様も大切なお客様ですが、
飲食店や小売店のお客様とは
意味合いが少し違います。
それらのお店では売る人は事業主です。
しかし不動産の場合は売主様も買主様も
取引相手は一般人であることが多く、
一般人同士です。
一般人同士では売買でトラブルになると
いけないので建物が建つのか建たないのか、
その土地にはどういう法規制があるのか、
などなど我々は様々な調査と説明をします。
できるだけスムーズに取引が成就するよう
買主様と売主様双方との調整をしていく
のですが、買主様売主様の中には
客観的に見ても自分勝手なことを
言い始める人がいます。
金額や引き渡し条件など前もって
話し合っているにもかかわらず、
契約日当日に金額を上げて(下げて)
ほしいとか、建物の中にある設備は
無償譲渡の約束だったのに契約後に
テレビは中古でも買えば2万円するから
買い取ってくれなければ嫌だとか。。
条件以外にも、取引相手の心情を全く
無視して話を進める人もいます。
この辺は人間性でしょうか。
仲介業者としては取引相手が嫌な
気分にならないよう神経を使います。
お客様であっても非常識なことを
要求する人には我々は注意を促さなければ
なりません。取引相手様に迷惑が
かかるためです。
仲介業者を困らせるだけでなく、
取引相手まで困らせる売主様や買主様。
そんな風に思われるお客様は
銀行やハウスメーカーなどにも嫌われてしまいます。
すべての関係者が離れていきます。
アフターフォローされなくなります。
結局は自分に返ってきます。
弊社でも極力お客様の要望に応えるように
しておりますが、他人に迷惑をかける方からの
ご依頼はお受けしないようにしています。
すこし横暴かもしれませんが、
売る方と買う方がいて初めて
取引が成立します。
少し小売店と違うのが不動産取引
であるというお話でした。