東郷町の調整区域の空家問題を解決

昨年東郷町の調整区域の居宅を相続された方から
お問合せをいただき、昨年末売買の許可がもらえるのかを
県と協議をしていました。

今回の住宅は分家住宅ではないのですが、
線引き前から所有していた人に期限付きで
許可していた移行措置の家でした。

この規定も「自己の用」であるため、
売買には都市計画法の許可が必要です。

この案件では完璧に条件がそろっていたわけでは
なかったため、県に2度訪問し、理由書を作成して
3週間ほどでOKの回答が出ました。

「やむを得ない」という文章の解釈で良い方に結果が
出たな、というのが今回の感想です。

亡くなられた方が生前に売却するケースであれば
書類の不足などを理由に断られていたかもしれません。

今回は相続された方であり、本人にはいかんとも
しようがなく、書類の不足も相続人では
探すことができなかったことから
「やむを得ない」と判断していただけたのだと思います。
実際不許可なら空家問題を1件増やすことになりますしね。

建物は築25年なので新しいとは言えませんが
1人で住んでいたことから比較的きれいな状態です。

駐車場が作られていないため、100~150万円かけて
駐車スペースを作る必要がありますが
駅から1km圏内でスーパーも比較的近く庭も広いです。
売主様と相談し1600万円で売り出すことにしました。
もう少し駅に近い築25年の市街化区域の住宅が2650万円で
売りに出ていたのでそれに比べれば格安です!

調整区域はそういった制約がある代わりに
庭が広かったり市街化より安く買えるのが買い主さんのメリットです。

現在樹木伐採とリフォームをすることになり、売り出しは
2月になりそうです。