古い家を解体すると税金が上がる?

 

古い家を放置しておくと見栄えが悪いし

ご近所さんにも悪いから建物を解体しようと

お考えになる方もいらっしゃると思います。

 

良いことだと思いますが、古い家を解体すると

税金が上がることをご存知ですか?

 

下の画像は岐阜市内の土地と古い家の公課証明で、

評価額、課税標準額、税額が記載されています。

 

この土地の固都税(固定資産税+都市計画税)は5536+2372=7908円で、

建物の固都税は6516+1396=7912円で合計額は15820円です。

 

この土地建物について、建物を解体した場合は以下のようになります(概算)

土地の固都税は28234円、建物は0円です。

 

なぜそうなるかというと、家やアパートが建っている土地は

固定資産税は1/6、都市計画税は1/3に軽減してくれるからです。

(200㎡以上の部分はそれぞれ2/6,2/3)

 

(なお、店舗や工場など非居住用やマンションは軽減されません)

 

ちなみに、建物を解体した場合は

原則 7/10 に軽減された金額となります。

 

上記は岐阜市で土地値が坪20万円程度のエリアなので

大した値上がりになりませんが名古屋市などの土地値の高い

エリアでは建物を解体することで何倍にも税金が上がることが

あります。

 

では空き家を放置すればいいのかというと、あまりに管理がひどい

空き家の場合は特定空き家として、土地の税金の軽減が

されなくなったり、行政から是正命令を受けることもあります。

 

このような空き家問題を抱えている方へのアドバイスは

解体した方がいいのか、しない方がいいのかを

信頼できる不動産屋さんに相談することです。

 

解体せずに処分した方が得なのか、解体して

売却した方が得なのかは

建物の状態や、近隣土地の価格によって

一律には語れないためです。

 

弊社でも建物を解体してからご相談をいただく

ケースもあり、解体費用もバカにならないため

中には解体しない方が手残りがあったケースも

ありました。

 

解体屋さんは解体することがお仕事なので

解体するしないのメリットデメリットは

分かりません。

 

解体する前に信頼できる不動産屋さんに

ご相談されることをおすすめします。

 

東海エリアの空き家に関してでしたら

弊社でもご相談をお受けできますので

お気軽にご相談ください。

 

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