農政って何?


今日はボヤきです(笑)
不動産屋の戯言としてお聞きください。

農政課 仕事 で検索すると
役所のHPが上の方に表示されてきますが、
大体こんな感じです。

農業生産振興に関すること
各種制度資金に関すること
新規就農と農業後継者支援に関すること

イメージとしてはがんばって強い農業を作ろう
としていそうですよね。

先日専業農家(ハウスで花を生産)
している方からの不動産売却のご依頼で訪問した際、
農業について色々お話を伺うことができました。

不動産屋の私から、農政課のイメージは
農地を守るだけが仕事のように見えていて
農業を盛り上げようしているようには見えないと
お話したところ、全くその通りという回答でした。

ハウスでいちご狩りのようなものをしようとすれば
都市計画法がどうだとか、農業機械が坂を上るために
整地したらコンクリートを使ったから始末書だとか。

どちらかというと、農業機械が坂を登れるよう
農地改良をしたり、農業とサービス業を融合させることを
他部署に掛け合ったり、県に掛け合ったりしてくれる
ことを農家さんは期待していると思うのです。

しかし農政課の職員の多くは農業に興味のない方が多い
印象です。(私個人の印象です。)
農地法という法律だけよく勉強しておられます。

半年ほど前、N市の農政課に
「農地を買う人は台風の時でも現地に
駆け付けられるくらい近いところに住んで
いなければ許可しない」
とか言い出したので、市がそんなこと言ってるから
台風の時に用水路に流される高齢者が毎年出るんじゃないか、
と私も少し語気を強めたことを覚えています。
この方も農業をやったことないのだと思います。

そんな彼らも農地は一生懸命守っています。
農地が荒廃しようがなんだろうが、
地目が”田・畑”であり続けることを使命と
思っている農政課のなんと多いことか。

国の法整備ももちろん必要ですが、
少なくても農業が好きで情熱を持った人に
農政課をやってほしいと心底思います。

農地に向かない土地は資材置場などに
したい人も多いので
地目の農地を守るのではなくて、
強い農業と地域経済振興この2つを
真剣に考えてほしいものです。