売れる農地売れない農地
農地は売れないことも多いのですが、
売れやすい農地、売れにくい農地が
あるのも事実です。
まず市街化区域の農地は宅地に近い取り扱いなので
金額次第で問題なく売却できます。
市街化調整区域の場合、ロケーションや広さなどにより
売れやすかったり売れにくかったりします。
①一番売れやすいのは
交通量の多い道路に面した農地です。
近隣に店舗が多いほど売れやすい傾向があります。
価格も坪数万円以上で取引されることもあります。
飲食店や物流業者が宅地化を前提にすることが多いです。
②次は2反(2000㎡)以上の田んぼです。
農地としての売買が前提ですが、農地でも
田んぼと畑では農作物にかける手間が全く違うため、
田んぼの方が売却しやすい傾向があります。
また、それなりの大きさでないと効率的な農業が
できないため、売買対象となるためには2000㎡で
ある必要があります。
③周囲に民家や上水道がある60~120坪くらいの農地
であれば、運が良ければ分家住宅用地として売れることが
あります。しかし、分家住宅を買うことができる人が
減っているので簡単ではありません。
④それ以外の農地
①~③に該当しない農地は売ることが困難です。
運が良ければ隣地の方がもらってくれるかもしれませが
市町村も寄付しようとしても受け取ってもらえないため
空家問題同様、非常に難しい問題です。
市町村の農政課に相談に行き、耕作してくれる人が
いればお願いするのが最善だと思います。